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文献詳細

雑誌文献

medicina61巻3号

2024年03月発行

文献概要

特集 どこでもみれる?—コモンディジーズとしての感染症アップデート ガイドラインアップデート

薬剤耐性(AMR)と抗菌薬適正使用支援(AS)

著者: 加藤英明12

所属機関: 1横浜市立大学附属病院感染制御部 2横浜市立大学医学部血液・免疫・感染症内科

ページ範囲:P.526 - P.529

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Point
◎日本の薬剤耐性(AMR)対策アクションプラン(2023-2027)が国の主導で策定され,耐性菌検出率と抗菌薬使用量の数値目標が設定された.
◎感染対策向上加算1,2の取得要件として感染管理部門に抗菌薬適正使用支援チーム(AST)を作り各種モニタリングや臨床への介入を行うことが求められる.
◎ASTには責任を持つ薬剤師の配置と活動時間の確保が必要である.ASTリーダーは抗菌薬適正使用支援の意義を病院全体に示していく必要がある.

参考文献

1)国際的に脅威となる感染症対策の強化のための国際連携等関係閣僚会議:薬剤耐性(AMR)対策アクションプラン 2023-2027.令和5年4月7日,2023
2)具 芳明:薬剤耐性(AMR)対策アクションプラン2016-2020の振り返りと今後.日内会誌111:1620-1626, 2022
3)厚生労働省保険局医療課:令和4年度診療報酬改定の概要個別改定事項Ⅰ(感染症対策).令和4年3月4日版,2022
4)8学会合同抗微生物薬適正使用推進検討委員会:抗菌薬適正使用支援プログラム実践のためのガイダンス.感染症誌91:709-746, 2017
5)Centers for Disease Control and Prevention:Core Elements of Antibiotic Stewardship for Health Departments. https://www.cdc.gov/antibiotic-use/core-elements/health-departments.html(2023年12月閲覧)
infection;A systematic review and meta-analysis. Lancet Infect Dis 17:990-1001, 2017 PMID 28629876.
7)西垣哲太,他:薬剤師の専従化による抗菌薬適正使用支援チーム(AST)の活動 実績と臨床医の受け入れ率の変化.感染症誌96:132-139, 2022

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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