icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina61巻5号

2024年04月発行

文献概要

書評

—織田 錬太郎 訳—Mayo Clinicの症例から学ぶ臨床感染症

著者: 八重樫牧人1

所属機関: 1千葉西総合病院内科

ページ範囲:P.741 - P.741

文献購入ページに移動
 凄い本が出た! 日本に現存する感染症専門医でこれだけ数多くの稀な症例を経験した専門医はいないだろう(たぶん).
 病気には頻度が高い病気もあれば,稀な病気もある.教科書で病名をみたことがあるだけでは「どのような患者さんでその病気を疑って検査するか?」を明確に判断するには不十分だ.一方で,その稀な病気の典型的な臨床経過・診断経過,つまりillness script(病気の台本)を学べば,どのような状況で稀な病気を疑い,検査をするかがわかりやすい.それを世界トップの医療機関であるMayo Clinicの症例から学べるのがこの本だ.このプロセスがあれば,稀な症例を診断して治療し患者さんの健康と幸せにつながる可能性が高くなる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?