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書評
—織田 錬太郎 訳—Mayo Clinicの症例から学ぶ臨床感染症
著者: 八重樫牧人1
所属機関: 1千葉西総合病院内科
ページ範囲:P.741 - P.741
文献購入ページに移動 凄い本が出た! 日本に現存する感染症専門医でこれだけ数多くの稀な症例を経験した専門医はいないだろう(たぶん).
病気には頻度が高い病気もあれば,稀な病気もある.教科書で病名をみたことがあるだけでは「どのような患者さんでその病気を疑って検査するか?」を明確に判断するには不十分だ.一方で,その稀な病気の典型的な臨床経過・診断経過,つまりillness script(病気の台本)を学べば,どのような状況で稀な病気を疑い,検査をするかがわかりやすい.それを世界トップの医療機関であるMayo Clinicの症例から学べるのがこの本だ.このプロセスがあれば,稀な症例を診断して治療し患者さんの健康と幸せにつながる可能性が高くなる.
病気には頻度が高い病気もあれば,稀な病気もある.教科書で病名をみたことがあるだけでは「どのような患者さんでその病気を疑って検査するか?」を明確に判断するには不十分だ.一方で,その稀な病気の典型的な臨床経過・診断経過,つまりillness script(病気の台本)を学べば,どのような状況で稀な病気を疑い,検査をするかがわかりやすい.それを世界トップの医療機関であるMayo Clinicの症例から学べるのがこの本だ.このプロセスがあれば,稀な症例を診断して治療し患者さんの健康と幸せにつながる可能性が高くなる.
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