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文献詳細

雑誌文献

medicina61巻6号

2024年05月発行

特集 睡眠にまつわる疑問にすべて答えます!—あなたの患者の睡眠中に何かが起きているかもしれない

睡眠に関する総論

「眠い」という訴えを聞いたときに考えるべきこと—眠気は多因子であることを理解する

著者: 大倉睦美123

所属機関: 1朝日大学病院脳神経内科 2朝日大学病院睡眠医療センター 3朝日大学歯学部総合医科学講座内科学

ページ範囲:P.830 - P.834

文献概要

Point
◎眠い=閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSAS)ではない.
◎眠気の原因は多岐にわたる.1人の患者でいくつかの因子が関与していることが多い.
◎眠気をきたす因子,疾患を知っていれば,問診するポイントを押さえやすい.
◎患者は眠いという症状で困っていることを常に考える.
◎睡眠関連疾患は合併が多いことを念頭に置き,詳しい問診を行う必要がある.

参考文献

1)Borbély AA:A two process model of sleep regulation. Hum Neurobiol 1:195-204, 1982 PMID 7185792
2)Saper CB, et al:The sleep switch;Hypothalamic control of sleep and wakefulness. Trends Neurosci 24:726-731, 2001 PMID 11718878
3)American Academy of Sleep Medcine:International Classification of Sleep Disorder, 3rd ed. American Academy of Sleep Medicine, Darien IL, 2014
4)日本循環器学会,他:2023年改訂版 循環器領域における睡眠呼吸障害の診断・治療に関するガイドライン.2023 https://www.j-circ.or.jp/cms/wp-content/uploads/2023/03/JCS2023_kasai.pdf(2024年1月閲覧)
5)Takegami M, et al:Development of a Japanese version of the Epworth Sleepiness Scale(JESS)based on item response theory. Sleep Med 10:556-565, 2009 PMID 18824408

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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