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文献詳細

雑誌文献

medicina61巻6号

2024年05月発行

特集 睡眠にまつわる疑問にすべて答えます!—あなたの患者の睡眠中に何かが起きているかもしれない

睡眠に関する総論

慢性不眠症に対する睡眠薬以外の治療戦略—不眠の認知行動療法(CBTi)を中心に

著者: 谷口充孝1

所属機関: 1大阪回生病院睡眠医療センター

ページ範囲:P.846 - P.849

文献概要

Point
◎睡眠薬による不眠の改善は一時的であり,慢性不眠の治療の第一選択は認知行動療法である.
◎慢性不眠には睡眠恒常性,体内時計,過覚醒の3つの要因が関与し,認知行動療法はこれらの要因に働きかける.
◎不眠の認知行動療法(CBTi)では,睡眠日誌を基に睡眠衛生(スリープヘルス)や臥床時間の制限などを行う.

参考文献

1)河合 真(著),香坂 俊(監):極論で語る睡眠医学,pp 121-140,丸善出版,2016
2)三島和夫,他:不眠の病理・病態生理.日臨67:1483-1487, 2009
3)Pigeon WR, Perlis ML:Sleep homeostasis in primary insomnia. Sleep Med Rev 10:247-254, 2006 PMID 16563817
4)厚生労働省:健康づくりのための睡眠ガイド2023.2024 https://www.mhlw.go.jp/content/001208247.pdf(2024年1月閲覧)
5)Edinger JD, et al:Behavioral and psychological treatments for chronic insomnia disorder in adults;An American Academy of Sleep Medicine clinical practice guideline. J Clin Sleep Med 17:255-262, 2021 PMID 33164742
6)藤澤大介:マインドフルネスの背景.Cancer Board Square 4:16-21, 2018

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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