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文献詳細

雑誌文献

medicina61巻6号

2024年05月発行

文献概要

特集 睡眠にまつわる疑問にすべて答えます!—あなたの患者の睡眠中に何かが起きているかもしれない よく聞かれる睡眠に関する諸問題

睡眠について医師が知っておくべき知識をどう学び,どう教えるのか?—統合的な睡眠の学修と教育

著者: 堀有行1234

所属機関: 1金沢医科大学医学教育学 2金沢医科大学脳神経内科学 3金沢医科大学睡眠医学センター 4脳とこころと眠りのサポートクリニック富山

ページ範囲:P.963 - P.967

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Point
◎睡眠に関連した医療に従事しようとする医師が到達すべきアウトカム(学修成果)を明確にしなければならない.
◎成人学修理論に基づいた問題基盤型学修は有用である.
◎教育者が自身の診療場面に学修者を同伴させ,初診の医療面接から治療開始後の一連の診療プロセスを見せることは,きわめて教育効果が高い.
◎睡眠に関する診療を担当する医師は,プライマリ・ケアとしての神経学的診察,頭頸部診察,胸部診察,精神科的医療面接の各技能を身につけることが望ましい.
◎解釈モデルの確認により,患者が考える病状,症状の経過と想定している治療,その後に期待することが見えてくる.

参考文献

1)モデル・コア・カリキュラム改訂に関する連絡調整委員会:医学教育モデル・コア・カリキュラム 令和4年度改訂版 https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001026762.pdf(2024年2月閲覧)
2)厚生労働省:医師国家試験出題基準 令和6年版 https://www.mhlw.go.jp/content/10803000/001082885.pdf(2024年2月閲覧)
3)金沢医科大学:金沢医科大学医学部の教育方針(3つのポリシー). https://www.kanazawa-med.ac.jp/medicine/basic-policy.html(2024年3月閲覧)
4)Kleinman A, et al:Culture, illness, and care;Clinical lessons from anthropologic and cross-cultural research. Ann Intern Med 88:251-258, 1978 PMID 626456
5)医療系大学間共用試験実施評価機構:診療参加型臨床実習に必要とされる技能と態度についての学修・評価項目.2022 https://www.cato.or.jp/pdf/hyouka_1.pdf(2024年3月閲覧)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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