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文献詳細

雑誌文献

medicina61巻7号

2024年06月発行

文献概要

特集 この1冊でもう安心!—内科医が押さえておきたい「しびれ・ふるえ・めまい」の診かた しびれの診かた

しびれの診断に必要な神経学的診察や検査法—腱反射,表在覚・深部覚の診かた/神経伝導速度検査,針筋電図などの検査法

著者: 石原健司1

所属機関: 1旭神経内科リハビリテーション病院神経内科

ページ範囲:P.1034 - P.1039

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Point
◎感覚障害の評価では,障害の程度とともに,障害の範囲を正確に調べることが必要である.
◎腱反射の評価では,関節の動きよりも,筋の収縮の有無,程度を確認する.
◎画像検査は,感覚障害の分布,運動症状(筋力低下の分布,腱反射の強弱など)から病変部位を推定してオーダーする.
◎電気生理学的検査は,しびれを呈する疾患の診断に有用であるが,症候を踏まえたうえで結果を解釈する.

参考文献

1)園生雅弘:電気生理学的検査の意義.Medicina 41:1294-1296, 2004
2)園生雅弘:頚椎疾患の鑑別に役立つ最新の神経筋解剖.Brain Nerve 71:207-215, 2019
3)石原健司,他:滑車神経麻痺と分節性感覚障害を呈した中脳・橋上部の限局性出血の1例.臨神経43:417-421, 2003
4)三好光太:解剖学的(神経学的)診断と画像診断の乖離.Brain Nerve 71:249-256, 2019
5)福武敏夫:頚椎・頚髄疾患の症候学.Brain Nerve 71:217-237, 2019
6)園生雅弘:しびれ・痛みの電気生理学的検査—身体診察と併せて絞る.Medicina 45:237-239, 2008
7)園生雅弘:神経生理学2 advanced:神経筋電気診断のstrategy.神経治療34:224-228, 2017
8)木村 淳:末梢神経脱髄疾患の電気生理診断と治療.日内会誌85:389-392, 1996

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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