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特集 この1冊でもう安心!—内科医が押さえておきたい「しびれ・ふるえ・めまい」の診かた しびれの診かた
「診断のつかないしびれ」に対する対処法—高齢者の訴えるしびれや原因不明のしびれにはどのように対応すべきか?
著者: 岩瀬環1
所属機関: 1名古屋市立大学医学部附属みらい光生病院神経内科学分野(脳神経内科)
ページ範囲:P.1040 - P.1043
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◎高齢者のしびれへの対処は,加齢性変化を知ることから始まる.
◎高齢者は頚髄薄束の有髄神経線維が脱落している.
◎一次感覚ニューロンは最も長い細胞で,加齢に対して選択的に脆弱である.
◎下肢からの一次感覚ニューロンの障害は,腰部脊柱管狭窄症と無関係ではない.
◎感覚受容器は加齢により減少する.
◎高齢者のしびれへの対処は,加齢性変化を知ることから始まる.
◎高齢者は頚髄薄束の有髄神経線維が脱落している.
◎一次感覚ニューロンは最も長い細胞で,加齢に対して選択的に脆弱である.
◎下肢からの一次感覚ニューロンの障害は,腰部脊柱管狭窄症と無関係ではない.
◎感覚受容器は加齢により減少する.
参考文献
1)橋詰良夫,吉田眞理:脊髄病理学,三輪書店,2019
2)神田 隆(編):末梢神経障害 解剖生理から診断,治療,リハビリテーションまで,医学書院,2022
3)Dyck PJ, Thomas PK(eds):Peripheral Neuropathy, 4th ed, Elsevier Saunders, Philadelphia, 2005
4)日本神経学会:神経用語集(会員専用) https://neurology-jp.org/member/yougo/index.html(2024年1月閲覧)
5)日本神経病理学会:神経病理学用語集 https://www.jsnp.jp/yougo/search/(2024年1月閲覧)
6)矢澤 生,岩瀬 環:神経内科学概論 第2版,一粒書房,2022
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