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文献詳細

雑誌文献

medicina61巻7号

2024年06月発行

特集 この1冊でもう安心!—内科医が押さえておきたい「しびれ・ふるえ・めまい」の診かた

Column

患者の訴える“ふるえ”とは何か?

著者: 岩崎靖1

所属機関: 1愛知医科大学加齢医科学研究所

ページ範囲:P.1057 - P.1057

文献概要

 「ふるえ」を訴えて脳神経内科を受診する患者は多いが,「振戦」であるとは限らず,一方で振戦を「けいれんする」と訴える患者も多い.振戦を「ピクピクする」,「ブルブルする」と訴えることもある.てんかん発作によるけいれんを患者や目撃者は「ふるえる」と表現することもあるので注意が必要である.振戦以外の不随意運動(ミオクローヌスやバリスムなど)を「ふるえる」と訴えることもある.患者が訴える「ふるえ」の内容が振戦を指すのか,それ以外の症候を指すのかをまず鑑別しなければならないが,そのためには問診と視診が重要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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