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文献詳細

雑誌文献

medicina61巻7号

2024年06月発行

文献概要

連載 ケースでみる 心理学×医療コミュニケーション!・1【新連載】

認知行動療法をコミュニケーションに活かすうえで最も大切なこと

著者: 五十嵐友里12

所属機関: 1東京家政大学 人文学部 心理カウンセリング学科 2埼玉医科大学 総合医療センター メンタルクリニック

ページ範囲:P.1152 - P.1155

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自己紹介とご挨拶
 私は公認心理師・臨床心理士として大学病院神経精神科で臨床業務に従事し,さまざまな医療チームや多職種との協働のなかで,身体疾患患者さんやそのご家族への心理的ケアに取り組んでいます.多様な患者さん・ご家族に合ったより良い対応を,第一線に立って日々模索する医療者の皆様の姿に,本当に頭が下がる思いで過ごしてきました.心理学は,人の日々の営みを理解する枠組みを提供してくれます.そんな心理学の力を日々の医療コミュニケーションに生かす工夫を紹介していけたら嬉しいです.

参考文献

1)Ye M, et al:A meta-analysis of the efficacy of cognitive behavior therapy on quality of life and psychological health of breast cancer survivors and patients. Psychooncology 27:1695-1703, 2018
2)Yang X, et al:Effects of cognitive behavioral therapy-based intervention on improving glycaemic, psychological, and physiological outcomes in adult patients with diabetes mellitus;A meta-analysis of randomized controlled trials. Front Psychiatry 11:711, 2020
3)Beck JS:Cognitive Behavior Therapy(3rd ed);Basics and Beyond, Guilford Press, New York, 2020/伊藤絵美,藤澤大介(訳):認知行動療法実践ガイド:基礎から応用まで(第3版)—ジュディス・ベックの認知行動療法テキスト,星和書店,2023
4)下山晴彦,他:臨床心理フロンティアシリーズ 認知行動療法入門,講談社,2017
5)Zolnierek KBH, Dimatteo MR:Physician communication and patient adherence to treatment;A meta-analysis. Med Care 47:826-834, 2009

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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