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書評
—聖路加国際病院内科チーフレジデント 編—内科レジデントの鉄則 第4版 フリーアクセス
著者: 徳田安春1
所属機関: 1群星沖縄臨床研修センター
ページ範囲:P.1335 - P.1335
文献概要
「病棟当直編」では,重症患者の見逃しを避けるための鉄則を示し,安心して任せられる当直医となれるような内容となっている.ショックについては,発熱や全身状態に注意しつつ全身の所見を取ることが重要であり,血圧の絶対値ではなく循環が維持されているかの意識を持つことが必要としている.「臨床的なショックとは重要臓器循環不全であること」を強調してくれている.重要かつコモンな症状について,病歴,診察,診断,検査,治療の重要点が記載されており,酸素飽和度低下や意識障害,不安定な不整脈,胸痛,腹痛,頭痛,嘔気・嘔吐(おうと),血糖異常,不眠,せん妄,そして1型アレルギーなどのさまざまな病態をカバーしてくれている.
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