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文献詳細

雑誌文献

medicina61巻9号

2024年08月発行

文献概要

特集 リウマチ膠原病疾患Up To Date!—押さえておきたい最新の診断と治療 リウマチ膠原病疾患を疑うときのアプローチ

関節痛からの鑑別—関節痛・関節炎を追いつめる3ステップアプローチを身につける

著者: 滝澤直歩1

所属機関: 1中部ろうさい病院リウマチ・膠原病科

ページ範囲:P.1386 - P.1391

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Point
◎関節痛を訴える患者を見たら,問診で鑑別をざっくりと挙げて,フィジカルで解剖学的部位を確認し,関節分布と+αの情報で迫る,3ステップで考える.
◎痛みの問診である「OPQRST」,持続期間(急性か慢性か),罹患関節(単関節か多関節か),時間経過(間欠性か移動性か)はそれぞれ重要な鑑別のポイントである.
◎フィジカルは大切だが,過信しないように.患者の訴えとズレが生じるときは謙虚な姿勢を忘れない.

参考文献

1)上野征夫:リウマチ病診療ビジュアルテキスト第3版.pp 6-33,医学書院,2022
1)Aletaha D, et al:2010 Rheumatoid arthritis classification criteria;An American College of Rheumatology/European League Against Rheumatism collaborative initiative. Arthritis Rheum 62:2569-2581, 2010 PMID 20872595
2)Gormley G, et al:Can rheumatologists agree on a diagnosis of inflammatory arthritis in an early synovitis clinic? Ann Rheum Dis 60:638-639, 2001 PMID 11386256

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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