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EDITORIAL
文献概要
脳腫瘍,特にgliomaの治療について何かを語ろうとするとき,われわれ脳外科医は,悲惨な植物状態の末期患者をただ暗然と見守るだけというみじめな気持ちを思い浮かべないわけにはゆかない.
Busch教授のかなり古い報告を例にとると,glioblastoma multiformeの術後5年生存率はわずか1%という惨憺たる成績で,彼をして"この腫瘍の治療に際して脳外科医の犯しやすい過ちは,やり足りぬことではなくむしろやり過ぎることではないだろうか?"と慨嘆させている.
Busch教授のかなり古い報告を例にとると,glioblastoma multiformeの術後5年生存率はわずか1%という惨憺たる成績で,彼をして"この腫瘍の治療に際して脳外科医の犯しやすい過ちは,やり足りぬことではなくむしろやり過ぎることではないだろうか?"と慨嘆させている.
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