medicina7巻11号

1970年10月発行

今月の主題

慢性腎不全の治療—とくに保存的治療と間歇的血液透析の適応について

著者： 中村定敏¹

所属機関： ¹済生会八幡病院内科

ページ範囲：P.1546 - P.1551

　間歇的人工透析や腎移植により慢性腎不全の治療法は大きく変貌しつつあるが，これらの治療法は未だ一般化しておらず，現時点は従来の保存的療法とのいわば過渡期にあるといえる．そこで現状にあう慢性腎不全の治療法として保存的治療と血液透析の適応を中心に論じてみたい．