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慢性腎不全の末期といえば,日々に悪化する患者を前になすすべもなく手をこまねいて死を待つのがこれまでの現状であった.ところが人工腎臓の実用化により,死を待つばかりの尿毒症患者が人工腎臓の透析を続けることによってすっかり元気になり,背広に着がえて会社に出勤できるところまで医学は進歩した.今日の問題はこうした人工腎臓の施設を1つでも多くつくることにより,死に直面した人たちを救うことである.ここでは人工腎臓センターとはどの程度の設備とスタッフを必要とするかを写真でお示ししたい.
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