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メディチーナ・ジャーナル
第18回日本医学会総会—とくに実地医家のために
著者: 木島昂1
所属機関: 1日医広報
ページ範囲:P.1624 - P.1625
文献購入ページに移動 来春4月5日から7日まで3日間,策18回日本医学会総会は東京で開催される.東京が舞台にえらばれたのはこれで通算10回,第15回(昭和34年)からは12年ぶりである.第18回総会のテーマは"医学の進歩と医の倫理"であるが,日本医学会傘下の分科会も今年はすでに62と多岐にわかれ,医学の進歩は昨日の一分科を今日さらに細分化する傾向にある.医学においては"分化と綜合"の側面に倫理のフィード・バックが必要であり,とくに今回のテーマはその意味からも,もっとも時宜を得たものといえよう.またシンボルマークのヒポクラテスの像も,"医学とヒューマニズム"谷川徹三氏の開会特別講演もともすれば人間性を忘れて暴走の進歩をとげる医学への頂門の一針となるであろう.
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