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文献詳細

雑誌文献

medicina7巻12号

1970年11月発行

日常検査とその限界

RA・LEテスト

著者: 高野喜久雄1

所属機関: 1順大臨床病理

ページ範囲:P.1640 - P.1641

文献概要

受身凝集反応とは
 カオリン,ベントナイトや人工樹脂の1つであるポリスチレンラテックス(以下ラテックスと略)などの人工粒子や赤血球の表面に抗原を吸着させ,抗体と反応させると凝集が起こる.この凝集は抗原性のない粒子が核となり,抗原抗体の複合体の大きな集塊ができるため肉眼で容易に認められる.現在臨床検査として利用されている方法はラテックスを粒子の核として抗原を吸着させたもので,リウマチ因子,抗核タンパク抗体,甲状腺自己抗体,胎盤ゴナドトロピン(妊娠反応)などの検出に用いられている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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