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文献詳細

雑誌文献

medicina7巻13号

1970年12月発行

文献概要

救急診療

乳幼児の薬物誤飲

著者: 中條俊夫1

所属機関: 1国立小児病院外科

ページ範囲:P.1768 - P.1771

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 文明が進むにつれ,家庭の毒物の数も増加し,小児の毒物・薬物誤飲は増加する傾向がある.1歳より3歳頃までの幼児は好奇心が強く何でも口に入れ,一回口にしたら飲み込んでしまうものであり,特に中毒が多い.小児の薬物中毒は人災であり,親および医師の不注意でおこるものである.小児は,手の届くものは必ず口にすると考えてよい.化粧品,洗剤など容器はきれいに,医薬品は甘く飲みやすくなり,また,団地生活で小児から目を放しやすくなったので誤飲の機会も増加している.親は毒物を小児から遠ざけ,医師は一度に多量の投薬をするさい,親に十分注意する必要がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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