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文献詳細

雑誌文献

medicina7巻2号

1970年02月発行

文献概要

診療手技

喀痰除去

著者: 長岡滋1

所属機関: 1都立広尾病院内科

ページ範囲:P.138 - P.139

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意義と基本的方針
 喀痰は,せき,呼吸困難とともに,呼吸器疾患におけるもっとも普遍的な症状である.とくに慢性閉塞性肺疾患と総称される,気管支喘息,慢性気管支炎,肺気腫などが前景に立つようになった昨今,痰がきれにくいという主訴は,医療上かなりのウエイトをもつにいたった.
 痰の除去が困難で,気道内に貯溜することは,呼吸困難や気道内感染,気道閉塞による無気肺などを生じ,生命をおびやかすことさえある.かくして喀痰除去は,呼吸器疾患の治療上,ゆるがせにできない問題点である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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