medicina7巻2号

1970年02月発行

今月の主題

いわゆる喘息—病態を中心に

著者： 光井庄太郎¹

所属機関： ¹岩手医大内科

ページ範囲：P.162 - P.173

　社会生活の複雑化に伴い，喘息患者は今後ますます増加するであろうし，重症喘息，さらには発作による死亡者も増加するであろう．それらを防ぐ意味でも喘息の病態はさらに深く掘りさげて究めねばならない．以下，気管支喘息について，主としてその病態に関し，協同研究者とともに行なってきた研究の一端を述べる．