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治療のポイント
ジフテリア
著者: 水原春郎1
所属機関: 1慶大小児科
ページ範囲:P.189 - P.191
文献購入ページに移動 昨年(昭和43年)にはわが国のジフテリア届出患者数はついに1000名をわり3桁の数と最低の記録をつくった.したがって罹患率(人口10万対)も1.0を下回り0.8となった.また致命率も1-2%と低く,早期に診断を確定し,治療を開始するならば,決して恐ろしい疾病ではなくなってきた.
このように著明な減少を示したことははなはだ喜ぶべきことではあるが,一方では若手医師の多くの者がジフテリア患者を見る機会を失い,真正のジフテリア患者を見おとす危険なしとはいえない.そこでまず診断にあたってのポイント,ついで治療の方針について私見を述べることとする.
このように著明な減少を示したことははなはだ喜ぶべきことではあるが,一方では若手医師の多くの者がジフテリア患者を見る機会を失い,真正のジフテリア患者を見おとす危険なしとはいえない.そこでまず診断にあたってのポイント,ついで治療の方針について私見を述べることとする.
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