文献詳細
文献概要
救急診療
降圧注射薬の救急使用時の注意
著者: 長谷川恒雄1
所属機関: 1慶大内科
ページ範囲:P.264 - P.266
文献購入ページに移動一般的注意
降圧注射薬の使用によって高い血圧を急速に下げる必要がある場合は少なくない.その主な疾患は表1に示すとおりである.降圧注射薬の種類および使用量については,基礎疾患ならびに症例の全身状態に対して,十分な注意をはらう必要がある.とくに,血圧が下がりすぎてショック状態にならぬよう,また症例の循環ならびに代謝機構の調和が破壊されないよう厳重な監視のもとに行ない,つねに危険な状態の発生に対処できる備えをしておくことが要求される.さらに48時間以内に経口投与による降圧療法に切り替えることを念頭におくこともたいせつである.
降圧注射薬の使用によって高い血圧を急速に下げる必要がある場合は少なくない.その主な疾患は表1に示すとおりである.降圧注射薬の種類および使用量については,基礎疾患ならびに症例の全身状態に対して,十分な注意をはらう必要がある.とくに,血圧が下がりすぎてショック状態にならぬよう,また症例の循環ならびに代謝機構の調和が破壊されないよう厳重な監視のもとに行ない,つねに危険な状態の発生に対処できる備えをしておくことが要求される.さらに48時間以内に経口投与による降圧療法に切り替えることを念頭におくこともたいせつである.
掲載誌情報