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文献詳細

雑誌文献

medicina7巻4号

1970年04月発行

文献概要

目で見る臨床検査シリーズ

病原微生物の塗抹検査

著者: 河合忠1

所属機関: 1日大臨床病理

ページ範囲:P.376 - P.377

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 感染症の原因をつきとめるのにもっとも確かなことは病巣あるいは患者体内から病原体を分離・同定することである.その場合通常,患者から採取した検体について塗抹検査→分離培養検査→同定検査の順序で検査を進める.しかし,分離培養には少なくとも1夜は必要であり,真菌,結核菌などでは少なくとも数週間は必要である.ところが塗抹検査は検体を採取すると,ただちに検査して成績が得られるという大きな特長がある.しかも,分離培養や同定検査と異なり,医師自身で簡単におこなうことができるので塗抹検査の方法および意義を十分理解しておくことは感染症の日常診療の重要なことである.ここでは実施方法はさておき、判定のコツならびに意義についてまとめてみよう.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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