文献詳細
病理夜話
文献概要
長年病理解剖をやっているので,なにか恐ろしいことはなかったかとよく聞かれる.
しかし実際には,そのようなことはほとんど覚えがない.ただ一度思い出すのも恐ろしいことがあった.昭和24,25年頃の話であるが,私が病理学教室の助手になったばかりのことである.現在内科医として活躍しているクラスメイトの倉持君から剖検を頼まれた.それも夜中の1時頃である.
しかし実際には,そのようなことはほとんど覚えがない.ただ一度思い出すのも恐ろしいことがあった.昭和24,25年頃の話であるが,私が病理学教室の助手になったばかりのことである.現在内科医として活躍しているクラスメイトの倉持君から剖検を頼まれた.それも夜中の1時頃である.
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