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小児心電図講座・1
小児の正常心電図(1)—脈拍数およびP波
著者: 津田淳一1
所属機関: 1虎の門病院小児科
ページ範囲:P.472 - P.474
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小児心電図の正常像の特徴として,幼若例ほど右軸偏位,右室肥大の著しいことが1908年のFunaroの報告以来注目されております.しかしながら出生時から思春期までを,統計的に多数例につき正常像を検討した成績は1951年のZiegler1)の報告以来で比較的新しく,ことに新生児期の生理的変動については1965-66年にかけての津田24のIII)やEmmanoulides23)の成績によりようやく概略が判明してきました.
小児心電図の正常像の特徴として,幼若例ほど右軸偏位,右室肥大の著しいことが1908年のFunaroの報告以来注目されております.しかしながら出生時から思春期までを,統計的に多数例につき正常像を検討した成績は1951年のZiegler1)の報告以来で比較的新しく,ことに新生児期の生理的変動については1965-66年にかけての津田24のIII)やEmmanoulides23)の成績によりようやく概略が判明してきました.
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