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Disc 電気泳動法
著者: 井形昭弘1
所属機関: 1東大脳研・神経内科
ページ範囲:P.521 - P.524
文献購入ページに移動 髄液総蛋白量の定量は古くから神経疾患の診断にきわめて重要なものとされてきたが,最近では,そのこまかい分画について各疾患との関連が,論議され検討されるようになった.
従来髄液蛋白濃度は,血清蛋白にくらべ,約200分の1という微量のため,10cc以上の髄液をまず濃縮し,そのうえで電気泳動を行なうという,煩雑な操作が必要であったが,近年開発されたDisc電気泳動法では,Acrylamideを用いることにより0.5-0.3ccという微量の髄液を用いて,濃縮と分離を,同時に行ない,かつきわめて鮮明な分画像が得られ,日常検査としても容易に行なうことが可能となった.
従来髄液蛋白濃度は,血清蛋白にくらべ,約200分の1という微量のため,10cc以上の髄液をまず濃縮し,そのうえで電気泳動を行なうという,煩雑な操作が必要であったが,近年開発されたDisc電気泳動法では,Acrylamideを用いることにより0.5-0.3ccという微量の髄液を用いて,濃縮と分離を,同時に行ない,かつきわめて鮮明な分画像が得られ,日常検査としても容易に行なうことが可能となった.
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