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文献詳細

雑誌文献

medicina7巻5号

1970年05月発行

文献概要

治療のポイント

侏儒症

著者: 原田義道1

所属機関: 1鳥取大第3内科

ページ範囲:P.560 - P.562

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治療の適応
 年齢のいかんを問わず骨端線が閉じていれば,もはやいかなる方法でも身長を伸ばすことはできない.正常の男子でだいたい15-16歳,女子は月経発来とともに骨端線の閉鎖が起こる.したがって男女ともに10歳前後から治療を始めるのがよい.
 病的な低身長者つまり侏儒症とはその年齢の平均身長から標準偏差の3倍を引いた高さより低いものをいう,わかりやすくいえば10歳までは10cm,10歳以上であれば20cmを平均身長から引いた高さを基準としてさしつかえない.なんら病的でない低身長者(正常短躯者)は平均身長と上の基準との間にある.治療効果が最も顕著なのはこの正常短躯者である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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