icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina7巻5号

1970年05月発行

文献概要

臨床メモ

下肢(ことにふくらはぎ)の重圧感—外科医の立場から

著者: 宮崎三郎

所属機関: 1城西病院外科

ページ範囲:P.565 - P.565

文献購入ページに移動
 患者はふくらはぎに重圧感があるなどとは訴えない.おそらく,重くるしい,疲れる,だるい,はる,圧迫されるような感じ,鈍い痛み,などということばで訴えられる.ことばではうまく表現しにくい複雑な不快感を意味するものであろう.
 このような訴えがある場合,まず,注意することはそれが両側性か一側性かということである.両側性であればビタミン欠乏症,糖尿病,定期性麻痺などの代謝性または内分泌性疾患,肝・腎の疾患,循環器系疾患の潜在,疲労などを考え,また,脊椎周辺の疾患や腹部大動静脈分岐部付近の疾患を考える必要があると思うが,外科を訪れることは少ない,

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?