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文献詳細

雑誌文献

medicina7巻6号

1970年05月発行

文献概要

Current Abstract

ジギトキシン療法のコツ—G.P., Nov., 1969

著者:

所属機関:

ページ範囲:P.643 - P.643

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 臨床家が個々の症例について,そのジギトキシン最適量を決めようとするばあい,現在利用しうる方法としては,ジギトキシンの血液濃度を左右する諸因子についての知識があるだけである.そのうちでも最も大切な因子,それは腎機能のいかんである.
 ジギトキシンは代謝中,化学的変化をほとんど受けずに、腎臓によって体外へ排泄される.ジギトキシン・クリアランスとクレアチニン・クレアランスは,直接相関関係にあることがわかっているので,患者の腎機能が低下していれば,それだけジギトキシンの必要量は減少するりくつである.血液尿素窒素(BUN)の濃度が相当増加するまえ,すでに腎機能が半分以下に低下している,といったこともありうるのである.これは,記憶に値する事実である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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