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多年にわたって女性は,腔の細胞診を含む"ガンの検診"を毎年うけるよう指導されてきた.大部分の女性はじじつ,ときどき検診をうけてはいるが,その指導に納得して毎年検診をうけている女性は,比較的少数である.これは,実際的問題なのであるが,じつは治療上,重大な意義をもっているのである.
Hammonとその同僚は,つぎのことを示している.ときどき(数年おきに)検査するだけでも,異常な出血または腟分泌液の病歴のない女性,および,塗抹標本の成績がクラス1または2以上でない女性の,子宮ガンの危険率を下げるその効果は,じつに大きい.こういった状況下では,ガンの生じる危険率は,ひじょうに小である.しかしながら,病歴に出血またはオリモノのある女性は,1年に1回検査をうけないと,子宮ガンにかかる危険率は相当高いのである.検査を頻回うけるべき必要性は,塗抹標本の成績がクラス3またはそれ以上(そのときはまだガンは実証されていないものとする)の女性では,はるかに高い.こういった危険率の高いグループの女性に,この点を周知させれば,規則的に検診をうけるよう説得することは,おそらくむずかしくはないのではないか.
Hammonとその同僚は,つぎのことを示している.ときどき(数年おきに)検査するだけでも,異常な出血または腟分泌液の病歴のない女性,および,塗抹標本の成績がクラス1または2以上でない女性の,子宮ガンの危険率を下げるその効果は,じつに大きい.こういった状況下では,ガンの生じる危険率は,ひじょうに小である.しかしながら,病歴に出血またはオリモノのある女性は,1年に1回検査をうけないと,子宮ガンにかかる危険率は相当高いのである.検査を頻回うけるべき必要性は,塗抹標本の成績がクラス3またはそれ以上(そのときはまだガンは実証されていないものとする)の女性では,はるかに高い.こういった危険率の高いグループの女性に,この点を周知させれば,規則的に検診をうけるよう説得することは,おそらくむずかしくはないのではないか.
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