icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina7巻6号

1970年05月発行

文献概要

臨時増刊特集 日常役立つ診療技術 診断篇 VI.泌尿器系疾患の診断技術

2.左右別腎機能検査

著者: 小沢幸雄1

所属機関: 1慶大内科

ページ範囲:P.743 - P.744

文献購入ページに移動
 この検査は1950年Whiteがラットで一側の腎動脈に部分的狭窄をつくり,狭窄腎が健側腎に比較して,水およびNaの再吸収が著しいことを観察したのに導かれた.ヒトで,腎血管性高血圧の初期には総腎機能検査に異常を示さず左右別に腎機能を調べ,始めてその異常を発見しうる.したがってこの検査は腎血管性高血圧の診断,外科的適応をきめる重要なものであり,種々の方法が提唱されたが1),そのうちよく使われる方法に,泌尿器科的なものとradioisotopeを使用するradioisotoperenogramがある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら