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文献詳細

雑誌文献

medicina7巻6号

1970年05月発行

文献概要

臨時増刊特集 日常役立つ診療技術 診断篇 VIII.中枢神経系疾患の診断技術

7.脳循環の測定法と解釈

著者: 田崎義昭1

所属機関: 1東邦大内科

ページ範囲:P.779 - P.784

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 臨床的に脳循環が測定できるようになってからすでに25年の歳月が流れている.すなわちKety & SehmidtらがN2O法を発表したのは1945年であり,さらにこれを完成し,正常値とともに報告したのは1948年である.その後,脳全体の血流量を測定する方法は種々考案されたが,N2O法による研究が主体となり,全脳循環に関する知見は1960年までにほぼきわめつくされた感がある.一方1961年Lassenらにより開発された脳局所の循環測定法は,条日ではすさまじい勢いで進展しつつあるが,いまだ幾多の問題点をかかえている.そこでここには一般的な検査となりつつあるN2O法を主として解説し,さらに今後わが国にも普及するであろう局所脳循環測定法について簡単に紹介したいと思う.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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