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文献詳細

雑誌文献

medicina7巻6号

1970年05月発行

文献概要

臨時増刊特集 日常役立つ診療技術 診断篇 IX.運動器系疾患の診断技術

4.筋生検

著者: 木下真男1

所属機関: 1東邦大第2内科

ページ範囲:P.793 - P.794

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適応
 筋障害の原因が神経原性か筋自体のミオパチーかを鑑別するには血清酵素検査,筋電図検査などが有用であることは周知のとおりであるが,これらの検査では多くの場合それ以上に疾患の診断に直接役立つような情報は得られない.それに対して筋生検による病理学的検査では単にミオパチーと神経原性疾患との区別のみならず,特殊な疾患を直接診断できる場合もある.生検の手技自体は比較的簡単であり特別な問題はないが,皮膚に切開創が残るのはやむをえないことであり,その点が患者の同意を得難いこともある.もちろんくり返して行なうのは特殊な場合に限られ,その点では筋電図検査の方がはるかに容易に行なえる利点がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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