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臨時増刊特集 日常役立つ診療技術 診断篇 XIV.内視鏡による診断技術
2.胃鏡(胃カメラ・ファイバースコープ)
著者: 崎田隆夫1
所属機関: 1国立がんセンター内科
ページ範囲:P.842 - P.843
文献購入ページに移動胃カメラには標準型V型,尖端の大きく屈曲するVA型,細くて柔かい集検用P型などがあるが,近く,細くて柔かく尖端の大きく屈曲するPA型が完成し,それに統一される予定である.胃カメラの特長はよいカラー写真が数分でとれ,被検者の苦痛が軽微であるという点にあり,数多く行なわなければならない第1次検査に最も適している.これはいわゆる盲目的に行なう欠点の反面,再内をくまなく撮影するという利点があり,その意味でも,第1次検査に適している.しかし,ファイバーが組みこまれ,しかも現在の太さ柔かさのものが遠からず完成され,第1次検査用内視鏡として統一されるであろう.
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