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臨時増刊特集 日常役立つ診療技術 診断篇 XV.アイソトープ診断技術
1.機能検査
著者: 木下文雄1 中沢武雄2
所属機関: 1都立大久保病院放射線科 2都立大久保病院内科
ページ範囲:P.853 - P.861
文献購入ページに移動甲状腺 131I摂取率
原 理 放射性沃素(131I)を経口的に患者に投与すると,消化管より吸収され,血液中より甲状腺に摂取され,甲状腺ホルモンに合成される.この摂取される割合は,甲状腺機能亢進症に高く,甲状腺機能低下症に低く,また亜急性甲状腺炎では著しく低く,正常者では亢進症と低下症の中間である.したがって131Iを経口投与24時間後に甲状腺に摂取された割合を計測すると甲状腺疾患の診断に資しうる.
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