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文献詳細

雑誌文献

medicina7巻6号

1970年05月発行

文献概要

Current Abstract

遷延性ペニシリン反応—Pediatrics, Jan. 1969

著者:

所属機関:

ページ範囲:P.956 - P.956

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 SchmittとKrivitは,9歳の小女にベンザシンプロカイン・ペニシリンGを注射したところ,異常な遷延性ペニシリン反応が生じたことを記載している.それによると,頭痛,乳頭の浮腫,間代性けいれん,髄圧の上昇があったが,頸動脈による動脈撮影像は正常であった.これは,良性の頭蓋内高血圧があったことを示している.症状はいずれも,発症後5週間以内に霧散した.
 さて,上記症状の生じたメカニズムであるが,おそらくそれは,脳血管透過性の増大に由来する脳血管性浮腫ではなかろうか.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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