文献詳細
文献概要
内科疾患と装具
杖の種類と使いかた
著者: 今村哲夫1
所属機関: 1都立心身障害者福祉センター
ページ範囲:P.1158 - P.1159
文献購入ページに移動 医療用に用いる杖は,大別して松葉杖(crutches)から普通の杖(cane)の2種類になるが,その間に各障害に特に便利に工夫された多くの変形杖があり,そのうちの何種類かは近年普及しつつあって数も増えつつある.
障害の種類,重症度に応じて適応となる杖が与えられるのが望ましいが,杖を単純なステッキと考えてしまうと,外見上の良さを別にすれば,往々にして有効な杖を与えて患者・障害者の治療的な面を忘れがちとなるので,杖1本といえどもその生体に与える補助能力,回復に応じた杖の処方の変更を考慮して活用すべきであろう.
障害の種類,重症度に応じて適応となる杖が与えられるのが望ましいが,杖を単純なステッキと考えてしまうと,外見上の良さを別にすれば,往々にして有効な杖を与えて患者・障害者の治療的な面を忘れがちとなるので,杖1本といえどもその生体に与える補助能力,回復に応じた杖の処方の変更を考慮して活用すべきであろう.
掲載誌情報