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文献詳細

雑誌文献

medicina7巻8号

1970年07月発行

文献概要

病理夜話

肺炎

著者: 金子仁12

所属機関: 1国立東京第一病院病理 2日医大

ページ範囲:P.1220 - P.1220

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 この頃大葉性肺炎(クループ性肺炎)はめったに見られなくなった.剖検して肺炎といえば気管支肺炎(小葉性肺炎)が大部分である.それも老人と小児に多い.肺炎を剖検して,肉眼的に見ると,大葉性肺炎は上葉とか下葉とか,広い範囲に亘って灰白色充実性の病巣が認められ,気管支肺炎はポツポツと狭い範囲に病巣が散在する.
 組織学的に見ると,両型の肺炎ともに通常は空気の入っているべき肺胞の中に,漿液とか,白血球とか,線維素などが充満している.赤血球もしばしば認められる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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