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文献詳細

雑誌文献

medicina7巻9号

1970年08月発行

文献概要

治療のポイント

過敏性大腸の生活指導

著者: 並木正義1

所属機関: 1北大第3内科

ページ範囲:P.1331 - P.1333

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治療者のまず心がけるべきこと
 それは病状の的確な把握である.本症の主な症状が,便通の異常と不定な腹部症状であるといっても,各症例によってみなニュアンスがことなる.したがって訴えをよくきき,またこちらからもききだして,愁訴の内容を十分吟味し,それを正しく判断し,その間に患者の性格傾向などもある程度みぬき,それぞれの患者に即した治療方針をたてるようにしなければならない.さらに,予診の段階,すなわち患者との最初の出会いからすでに治療に入っていることを念頭におく必要がある.それは本症の治療において,信頼にもとづく良好な医者患者関係というものが最も重要な意味をもつからである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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