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文献詳細

雑誌文献

medicina8巻1号

1971年01月発行

文献概要

診断のポイント

赤痢と誤られやすい腸重積症

著者: 柳下徳雄1

所属機関: 1東京都立豊島病院伝染科

ページ範囲:P.35 - P.37

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伝染科での 経験から
  腸重積症は乳幼児に好発する疾患であるため,小児科を訪れることが多いのは当然であるが,病院では外科を訪れる患者もかなり多い.これは,開業医から手術的治療の要請も含めて紹介される関係であろう.
 ところで,私が最近まで勤務していた駒込病院では,伝染科で腸重積症と診断する患者の数があんがい多く,小児科や外科で初診する本症の患者数にほぼ匹敵する状況であった.これは,赤痢や疫痢を疑って紹介されたり,あるいは誤診されて送院される腸重積症が多いためである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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