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日常検査のすすめかた
黄疸と臨床検査
著者: 只野寿太郎1 林康之1
所属機関: 1順大臨床病理
ページ範囲:P.64 - P.65
文献購入ページに移動 日常診療でしばしば遭遇する黄疸は,血液中に増加したビリルビンが結合組織に沈着し,皮膚・粘膜が黄染する病的状態と定義できる.しかし皮膚の黄染はCarotenoidを大量に含有する食品の摂取後にも見られるので,まずビリルビンによるものかどうかを鑑別することも必要である.
血清ビリルビンの増加は1)溶血による過剰産生2)肝細胞での間接ビリルビンの摂取障害3)肝細胞での間接ビリルビンの抱合障害4)肝細胞からの直接ビリルビンの分泌・排泄障害5)肝細胞障害や胆管・胆道系の閉塞による胆汁うっ滞の5種類に大別される.臨床的には内科的黄疸または外科的黄疸に,あるいは間接型の増加する溶血性黄疸,主として直接型の増加する閉塞性黄疸,間接・直接ともに増加する混合型の黄疸と3群に分けることもできる.
血清ビリルビンの増加は1)溶血による過剰産生2)肝細胞での間接ビリルビンの摂取障害3)肝細胞での間接ビリルビンの抱合障害4)肝細胞からの直接ビリルビンの分泌・排泄障害5)肝細胞障害や胆管・胆道系の閉塞による胆汁うっ滞の5種類に大別される.臨床的には内科的黄疸または外科的黄疸に,あるいは間接型の増加する溶血性黄疸,主として直接型の増加する閉塞性黄疸,間接・直接ともに増加する混合型の黄疸と3群に分けることもできる.
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