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文献詳細

雑誌文献

medicina8巻1号

1971年01月発行

内科医のための小児診療の手引き

熱性痙攣

著者: 浦田久

ページ範囲:P.66 - P.67

文献概要

熱性痙攣とは
 熱性痙攣とは乳幼児にみられる一種の機能性痙攣で,体温が急激に上昇するときにおこる非反復性痙攣をいう.成人ではインフルエンザなどの急性感染症で,とつぜん高熱をもって発病するとき,よく悪寒戦慄を訴えるが,これが乳幼児では痙攣の形であらわれる.熱性痙攣は発病初期にみられるため,初期痙攣initial convulsionとも呼ばれることがある.体温が徐々に上昇するときは熱性痙攣はおこらない.このことは実験的にも証明されている.
 熱性痙攣には次の3つの条件がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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