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臨床家の遺伝学入門・9
臨床医学への応用(1)—保因者の検索
著者: 大倉興司1
所属機関: 1東京医歯大人類遺伝学
ページ範囲:P.1492 - P.1495
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これまで遺伝の基礎を述べてきた.まだまだ理論的に,そしてその応用の方法を述べなければならない問題はあるが,ひとまず終わることにして,臨床における応用を具体的に述べてゆくことにする.
人類遺伝学の臨床医学における応用の分野は決して狭いものではない.これまでにくり返し述べたように,診断・治療・予防といった面で人類遺伝学の知識はきわめて重要である.しかし,なんといっても応用ということになると,あるいは,人類遺伝学が臨床医学に占める独特の位置ということになると,それはやはり遺伝相談geneticcounselingであろう.そして,次いで法医学における個人識別や親子鑑定での応用,および優生学への応用があげられる.本章以下は主として遺伝相談における実際問題と,臨床における実用的な問題,およびその方法などを解説してゆくことにする.
これまで遺伝の基礎を述べてきた.まだまだ理論的に,そしてその応用の方法を述べなければならない問題はあるが,ひとまず終わることにして,臨床における応用を具体的に述べてゆくことにする.
人類遺伝学の臨床医学における応用の分野は決して狭いものではない.これまでにくり返し述べたように,診断・治療・予防といった面で人類遺伝学の知識はきわめて重要である.しかし,なんといっても応用ということになると,あるいは,人類遺伝学が臨床医学に占める独特の位置ということになると,それはやはり遺伝相談geneticcounselingであろう.そして,次いで法医学における個人識別や親子鑑定での応用,および優生学への応用があげられる.本章以下は主として遺伝相談における実際問題と,臨床における実用的な問題,およびその方法などを解説してゆくことにする.
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