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文献詳細

雑誌文献

medicina8巻10号

1971年09月発行

文献概要

内科医のための小児診療の手引き

喘鳴を伴う病気

著者: 中山喜弘1

所属機関: 1九段坂病院小児科

ページ範囲:P.1508 - P.1509

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小児喘患という言葉
 乳幼児でゼロゼロが治りにくかったり,年中くり返したりしている例がある.これは大きくなるまでには,治ってしまうのが普通なので,成人の喘息とは異なるとして,俗に小児喘息といわれている.ゼロゼロが長びいたり,くり返したりする症例に安易にこの病名がつけられている傾向がある,
 ゼロゼロが喘息持ちであるとの通俗的な見解と,"小児喘息"といえば成人になるまでには治るとして家人が納得するので,いつのまにか簡単に用いられているようである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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