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肝血管造影
著者: 中村省三1
所属機関: 1東北大第1内科
ページ範囲:P.1518 - P.1523
文献購入ページに移動 肝静脈造影 肘静脈からカテーテルを右心房を経て通常右肝静脈に挿入して造影する.肝硬変症では肝静脈枝の変形,分枝の減少がみられるので,閉塞肝静脈圧の測定などとともに行なわれ,診断上有用である.肝腫瘍のような局在性の病変に対しては,価値がやや劣る.またわが国では,肝部下大静脈・肝静脈閉塞症が稀ならずみられるが,その診断には下大静脈・肝静脈造影は欠かせない.
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