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症例
Cephaloridine投与中,著名な肝障害を呈した1例
著者: 貝沼知男1 庄山文子1 斎藤和2
所属機関: 1新潟労災病院内科 2新潟労災病院皮膚科
ページ範囲:P.1529 - P.1532
文献購入ページに移動Cephaloridine(CERと略記)は,すぐれた抗菌作用と副作用の少ないことから,最近広く使用されている抗生剤であるが,CERにより重篤な肝障害を呈した症例は知られていない.最近,筆者らは,CER投与中に著明な肝障害を呈し,CERによる中毒性肝炎と診断した症例を経験した.このような症例は臨床的に興味があるばかりでなく,今後のCER療法に際し注意すべき点を示唆するものと考え,その大要を報告する.
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