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文献詳細

雑誌文献

medicina8巻10号

1971年09月発行

文献概要

今月の表紙

フランシス・グリッソン

著者: 小川鼎三1

所属機関: 1順大医史学

ページ範囲:P.1560 - P.1560

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 肝臓の解剖学ではイギリスのグリッソンFrancis Glisson(1597-1677)の名が最もよく知られている.彼の著書Anatolnia hepatisは1654年ロンドンで出版された.グリッソンは血液循環論のハーヴェイWilliam Harvey(1578-1657)に教えをうけた人で,17世紀のイギリス医学を代表する大家の1人であった.
 イギリス南部のドーセット州に生まれて,ケンブリッジ大学を卒えて,1634年にドクトルの学位を得て,その2年後にケンブリッジの医学教授となり,およそ40年間もその席にあった.しかし彼は大部分ロンドンで医業をおこない,ケンブリッジには時たま出かけて,学生の試験をするだけだったという.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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