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文献詳細

雑誌文献

medicina8巻11号

1971年10月発行

Current Abstracts

急性胃炎における出血の処置

ページ範囲:P.1631 - P.1631

文献概要

 急性胃炎にもとづく大出血の外科的処置については従来,満足すべきものがなかった.部分的胃切除のあとにも再出血することが,しばしば報告せられているのである.しかしながら,迷走神経切断術と簡単な排液法,それに加えて粘膜の出血箇所に縫合結紮を実施すると,結果は良好であった.
 シカゴ大学の病院と外来で35例を処置した経験によると,出血性胃炎が高度の急性疾患または慢性疾患を合併しているばあいには,保存的なアプローチよりもむしろ,根本的な外科的アプローチのほうが望ましいことがわかった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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