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膵管造影
著者: 大井至1
所属機関: 1東京女子医大消化器内科
ページ範囲:P.1652 - P.1657
文献購入ページに移動 1969年にわが国で開発された十二指腸ファイバースコープは,単に十二指腸の内視鏡検査を可能にしたばかりでなく,膵管や胆管の開口部である十二指腸乳頭の容易な観察と,そこへの挿管技術によって,膵や胆に対する新しい方法論を開拓した.特に,十二指腸鏡下に十二指腸乳頭へカテーテルを挿管して行なう内視鏡的膵管造影法は,簡単に膵管を造影する方法として臨床的にも有意義であり,膵疾患の診断に不可欠な検査法といえるであろう.
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