文献詳細
病理夜話
文献概要
病理解剖は,いうまでもなく死因を究明することがその目的の1つだが,剖検後直接死因は何かと臨床医に聞かれると,とまどう場合が決して少なくない.脳出血だとか,心臓破裂だとか一見明らかなものはよいが,大きい病変がない場合は誠に困る.要するに全身衰弱で死んだのでしょうと答えざるをえない.
そこで解剖の時,死体の心臓をよく検べるのが大切になる.心臓はかなりの病変があれば,少なくとも死因の1つを見つけうることになるからである.
そこで解剖の時,死体の心臓をよく検べるのが大切になる.心臓はかなりの病変があれば,少なくとも死因の1つを見つけうることになるからである.
掲載誌情報