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文献概要
診断のポイント
ワーラーローズ反応とRAテストの使い分け
著者: 本間光夫1 市川陽一1
所属機関: 1慶大・内科
ページ範囲:P.1751 - P.1753
文献購入ページに移動慢性関節リウマチ患者の血清中には,抗γグロブリン抗体の性質をもつグロブリンが存在する.これがリウマトイド因子とよばれるものである.
リウマトイド因子は慢性関節リウマチに特異的なものではないが,ほとんどの慢性関節リウマチ患者がもっていることも事実である.この因子の研究が果たした価値として次の2点があげられる.①病気としての慢性関節リウマチの理解を深めた.②γ-グロブリンの遺伝的コントロールについて新しい研究分野を開発した.
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